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2009年06月12日

惑星の軌道のズレが原因で将来、地球が金星か火星と衝突し、太陽系が滅亡する可能性がある?



惑星の軌道のズレが原因で将来、地球が金星か火星と衝突し、太陽系が滅亡する可能性がある――。10日の英科学誌『ネイチャーNature)』にこのような研究が発表された。

 ただ、衝突の可能性は2500分の1と極めて低い上、少なくとも今後35億年間は発生しない見込みだという。

■一般相対性理論も考慮して計算

 太陽系の惑星の動きについてはこれまで、数千年後までなら正確に予想することができたが、数千万年後ともなると予測不可能だった。

 今回、パリ天文台(Observatoire de Paris)の研究員、ジャック・ラスカル(Jacques Laskar)氏とミカエル・ギャスティノー(Mickael Gastineau)氏は、処理能力の高いコンピューターを使い、今後50億年間の軌道不安定性に関するシミュレーションを作成した。

 その際、過去の同様の試算では使われたことのなかったアルバートアインシュタインAlbert Einstein)の一般相対性理論を考慮に入れた。この結果、短期予想では惑星の軌道経路にさほど差は見られなかったが、長期予想では顕著な違いが表われたという。

■地球が粉々になるパターンも

 シミュレーションでは計2501通りの予想が得られたが、うち25通りは、太陽系に大きな被害をもたらす内容だった。

 たとえば、火星が地球のわずか794キロ上空を通過するという予想が出たが、この近さでは地球も火星もバラバラになるため、「衝突」するのとほぼ等しいという。

 こうした衝突の可能性をさらに詳しく分析するため、2人は、火星の軌道を少しずつ変えた200通りでシミュレーションを行った。

 すると、このうち195通りで、太陽、地球、水星、金星、火星のうちの2星間で衝突が発生するとの試算が得られ、地球が粉々になる大規模な衝突は、そのうちの4分の1に上った。

■カギを握るのは水星?

 惑星同士の衝突という事態が発生するか否かの「かぎ」を握るのは、太陽に最も近い水星だという。質量が小さいため、太陽系惑星の中で最も早く不安定化する可能性があるというのだ。

 そして、水星の軌道が木星の軌道と共鳴するようなことにもなれば、質量がはるかに大きい木星の角運動量(Angular Momentum、物体が持っている回転の強さ)は、軌道の内側にある惑星全ての軌道をめちゃくちゃにしてしまうという
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2009年05月22日

タスマニアデビル(Tasmanian devil、学名:Sarcophilus harrisii)は現在、「デビル顔面腫瘍性疾患(Devil Facial Tumour Disease、DFTD)によって絶滅の危機



オーストラリア南東部のタスマニア(Tasmania)島にのみ生息する肉食性の有袋類、タスマニアデビル(Tasmanian devil、学名:Sarcophilus harrisii)は現在、顔面などに腫瘍が発生して死に至る伝染性の病気「デビル顔面腫瘍性疾患(Devil Facial Tumour Disease、DFTD)によって絶滅の危機にひんしている。

 タスマニア島内の多くの場所で、野生のタスマニアデビルがDFTDに感染していることが確認されており、その頭数は、過去10年で64%も減少しているという。(c)AFP
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メルボルンで家庭用ドリルを使って頭蓋骨に穴を開け、手術成功



オーストラリアメルボルン(Melbourne)北西にある小さな町、メアリボロ(Maryborough)の医師2人が、自転車から転落した少年の脳にできた凝血を取り除くために、家庭用ドリルを使って頭蓋骨に穴を開け、成功したことがわかり、その勇気とたぐいまれな技術に、称賛の声が上がっている。

 ニック・ロッシ(Nick Rossi)君(13)は15日、父親のマイケル(Michae Rossil)さんによると、自転車から転落してコンクリートの地面に頭を強く打ちつけた。

 当初はけがもなく無事にみえたが、母親のカレン(Karen)さんが耳の後ろにしこりを発見し、息子を病院に連れて行くことにした。「そこから、息子はみるみるうちに悪化していった」と国営ラジオに出演したマイケルさんは述べた。

「意識を失ったり、取り戻したりを繰り返していたが、やがて呼吸装置をつけなければならなくなった。そしてそこから緊急救命室は手術室に変身したんだ」(父親のマイケルさん)

 医師の1人、デビッド・タイナン(David Tynan)氏によると、凝血を取り除かない限りニック君が死んでしまうことは明らかだったが、小さな病院の手術室には、頭蓋骨に穴を開けることができるような強力な手術用ドリルがなかった。そこで、家庭用ドリルを取って来させたという。「メルボルンの神経外科医から(電話で)指示を受けながら、少年の頭を切開し、次にドリルで頭蓋骨に穴を開けた」

「かなり怖かったよ。誰だってそう思うだろうけど…強く押し込みすぎてるのじゃないか、と心配になった。しかし、頭蓋骨を貫通したら、中から血が流れ出してきて、われわれは正しい判断を行ったのだと感じた」(デビッド・タイナン医師)

 マイケルさんは、ドリルで穴を開けたロブ・カーソン(Rob Carson)医師から「1度きり(の貫通)」で済んだと説明を受けた。また、ニック君の神経外科医は、その勇敢な行為がニック君の生死を分けたと述べた。「(神経外科医は)カーソン医師の行動は非常に勇敢だったと、あとで教えてくれたよ」

「家庭用ドリルでやり遂げたということは、信じられないことだそうだよ」(マイケルさん)
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米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」の乗員は19日ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope、HST)の修理作業を終え、望遠鏡を宇宙空間に放出した



米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」の乗員は19日、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope、HST)の修理作業を終え、望遠鏡を宇宙空間に放出した。メーガン・マッカーサー(Megan McArthur)飛行士はロボットアームを慎重に操作し、ハッブル望遠鏡をアトランティスの貨物室から引き上げ、右翼側から宇宙空間に放した。ハッブル望遠鏡は今後も観測を続け、これまで以上に重要な発見を目指していく。

 写真は、NASAのビデオから入手した、5回目の船外活動を行うジョン・グランスフェルド(John Grunsfeld)飛行士(右)とドリュー・フォイステル(Drew Feustel)飛行士
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2009年05月09日

東北大多元物質科学研究所の村松淳司教授(材料科学)と蟹江澄志准教授(同)らの研究グループは、鉛系材料を使わない圧電セラミックスの新しい製造法を開発した

「無鉛」実用化へ一歩 圧電セラミックス 東北大

新製法で合成された無鉛圧電セラミックス粒子。左上は粒子1個の拡大画像
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 東北大多元物質科学研究所の村松淳司教授(材料科学)と蟹江澄志准教授(同)らの研究グループは、鉛系材料を使わない圧電セラミックスの新しい製造法を開発した。従来の製法に比べて性能の制御が容易になる。現在は鉛系材料の製品が主流だが、村松教授は「原料に鉛を含まないため、実用化が進めば環境汚染の心配もなくなる」と話している。

 村松教授らは、単分散粒子合成法の「ゲル―ゾル法」を用いた。ニオブ(金属の一種)溶液とナトリウムやカリウムを含むアルカリ溶液を混合。100度ほどで1日置いた後、200度で反応させると無鉛の圧電セラミックス「ニオブ酸アルカリ金属塩微細粒子」ができる。粒子の大きさは約5マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)。新製法は大量合成が可能で、粒子のサイズや形も均一になる。圧電特性に影響する粒子の境界面(粒界)も自在に制御できる。

 鉛系材料を使わない圧電セラミックスの製造は、原料を混合して焼成する「固相法」が知られている。ただ、均一に混合できない上、粒界の制御が困難なため実用化していない。

 一方、現在主流の鉛系材料を使った圧電セラミックスは、有害な酸化鉛を大量に含んでいる。

 新製法は、固相法の欠点と鉛系材料の問題点を1度に解消できる。早ければ来年にも、共同研究する材料合成メーカーデバイス実装メーカーなど複数の企業がサンプル販売を始める。

 村松教授は「原料の混合割合を変えることで、用途別の圧電セラミックス製造も可能になるだろう」と話している。

[圧電セラミックス] 力を加えると電気エネルギーを発生させ、逆に電気エネルギーを加えると力を発生させる変換素子。液晶画面のバックライト、コピー機、インクジェットプリンターなどに広く使われている。現在主流の鉛系「チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)」は1980年代から実用化されている。河北より
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2009年05月06日

ネフェルティティ(Nefertiti)王妃の胸像が、実は古代エジプト人たちが使用していた顔料の発色を調べる目的で1912年頃に制作された「複製品」


ドイル・ベルリン(Berlin)の旧博物館(Altes Museum)にある3400年前のものとされるネフェルティティ(Nefertiti)王妃の胸像が、実は古代エジプト人たちが使用していた顔料の発色を調べる目的で1912年頃に制作された「複製品」だった――スイスの著名な美術史家、アンリ・スティルラン(Henri Stierlin)氏が、最近出版した自著のなかでこのような説を展開している。

 エジプト、中東、古代イスラム世界に関する多数の著書があるスティルラン氏によると、くだんの胸像は、ナイル(Nile)川河畔での発掘に携わっていたドイツの考古学者ルートウィヒ・ボルハルト(Ludwig Borchardt)が、王妃が所有していたネックレスを実際に身につけさせ、さらに発掘現場で見つかった古代の顔料の着色試験も兼ねて、Gerardt Marksという名の彫刻家に作らせたものだという。

 だが1912年12月6日、この胸像を目にしたドイツの皇太子に「本物」であると称賛されたボルハルトには、真実を告げる勇気がなかったのだとスティルラン氏は主張する。

 ネフェルティティの胸像を25年間研究してきた同氏は、これが複製品であるとするいくつかの根拠を挙げている。 

 まず、左眼が彫られていないこと。これは、像を本人と見なしていた古代エジプト人にとっては不敬にあたる。

 次に、肩が19世紀以降のアール・ヌーボー(Art Nouveau)風を思わせるように、垂直方向にカッティングされていること。古代エジプトの彫像は、肩が水平方向にカッティングされているという。

 さらに、発掘現場に居合わせたフランス人の考古学者らは、胸像について一切言及しておらず、発見に関する記録も残していないこと。また、極めて重要な発見にもかかわらず、ボルハルトは詳しい報告をしていないばかりか、この胸像をスポンサーの自宅に10年間も放置していたという。

 胸像に関する科学的な報告書が発表されたのは、「発見」から11年後の1923年のことだった。

 なお、この胸像が何年に制作されたかは、石の本体にしっくいが塗られているという構造のため、科学的な推定は不可能だという。 

 エジプト政府は、この胸像が1923年に初めて展示されて以来、ドイツ政府に対し、「独特なかぶりものをしている」この像の返還を求めている。ネフェルティティ王妃の胸像は、現在修復工事中で今年10月に再開予定の新博物館(Neues Museum)に移されることになっている。(c)AFP
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2009年05月03日

水星は予想以上にきわめて活動的な惑星であることが判明


米航空宇宙局(NASA)の水星探査機「メッセンジャーMESSENGER、MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry and Ranging)」が2008年10月に成功させた2回目のフライバイ(天体への接近通過)の際にとらえた画像やデータを分析した結果、水星は予想以上にきわめて活動的な惑星であることが判明した。研究チームが4月30日、発表した。研究結果は1日付けの米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載されている。

 メッセンジャーに搭載された撮像装置は、かつて火山活動があった証拠とされる直径692キロの巨大なレンブラント盆地(Rembrandt Basin)の詳細な写真など1200枚以上の水星表面の画像を撮影した。

 水星の地表の大半は厚い火山灰に覆われているが、レンブラント盆地は火山灰に覆われることなく露出している部分だ。「この盆地は39億年前、後期重爆撃期の末期に形成されたものだ」と、研究チームを率いるワシントンD.C.(Washington D.C.)のスミソニアン研究所(Smithsonian Institution)のトーマス・ワッター(Thomas Watters)氏は話す。

 メッセンジャーは水星の赤道上空201キロを時速2万3818キロで通過し、画期的な最新技術による撮影装置とレーザー高度計を使用して、これまで知られていなかった水星表面の30%を観測。1度目のフライバイと、NASAの探査機マリナー(Mariner)10号が1974年と1975年に3度にわたって水星に接近した際に集めたデータと合わせると、水星の地表約95%が調査されたことになる。

 太陽系の惑星の中でもっとも太陽に近い水星は、太陽の強力な引力と高レベルの放射能の影響を受けるため、その調査には大きな危険が伴う。そのため、地球から比較的近いが、もっとも謎の多い惑星とされている。

 08年1月のフライバイの際に観測したデータで、隕石クレーターが多数ある広大な平原の多くが火山活動で流れ出た溶岩から形成されたことが分かった。また、水星には鉄とニッケルの核があり、この核が水星に磁場を生み出していることも分かっている。

 メッセンジャーは今年9月29日に3回目のフライバイを実施する予定。(c)AFP
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2009年04月29日

中国衛生省高官は29日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の発生源が中国だとする国外の報道について、中国のイメージを傷つけることが狙いだと述べて否定


中国衛生省高官は29日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の発生源が中国だとする国外の報道について、中国のイメージを傷つけることが狙いだと述べて否定した。

 中国衛生省のMao Qunan報道官は、同省ウェブサイトで「なんらかの魂胆があって、一部の国外メディアが、伝染病に関する事実や基本的な科学的知識を無視し、この伝染病が中国で発生したとのうわさを故意にねつ造した」と述べた。「真偽を混同させ、人々を混乱させて中国のイメージを傷つけようというねらいだ」

 これまでに多数のメディアが、新型インフルエンザがアジアで発生したと伝えていた。また、一部メディアは、27日にメキシコ東部ベラクルス(Veracruz)州のFidel Herrera知事が、このインフルエンザ・ウィルスが中国で発生したと語ったと伝えた。

 中国衛生省は、「(この報道に)われわれは断固として反対する」と述べた。

 これまでのところ、中国では人への新型インフルエンザの感染例は発表されていない。(c)AFP
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2009年04月22日

国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)と32の機関が共同設立した文化資料閲覧ウェブサイト「ワールド・デジタル・ライブラリー(The World Digital Library)」が21日、スタートした。

国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)と32の機関が共同設立した文化資料閲覧ウェブサイト「ワールド・デジタル・ライブラリー(The World Digital Library)」が21日、スタートした。

 アラビア語で書かれた数学の文献や、世界最古の小説『源氏物語(The Tale of Genji)』など40の言語にわたる世界的に重要なコンテンツを無料で閲覧することができる。米議会図書館(Library of Congress)のチームが、エジプトのアレクサンドリア図書館(Bibliotheca Alexandrina)の支援を受けて4年間かけて構築した。

 研究者、教師、歴史家などあらゆる人が利用できるが、インターネットで品質や信頼性に問題がある情報に接触することが多い若者の利用を特に念頭においている。

 当初は19か国32機関の協力のもと収集された約1200点のコンテンツを収めているが、今後も拡大させるとしている。ブラジル、英国、中国フランス、日本、ロシア、米国が大きく貢献し、南アフリカ、ウガンダ、マリもアフリカの資料収集で協力した。

 このプロジェクトはグーグル(Google)、マイクロソフトMicrosoft)、いくつかの慈善基金から資金援助を受けている。(c)AFP/Carole Landry

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2009年04月17日

英研究団体は2日、大麻による健康被害はアルコールやタバコよりも低いとする報告書を発表


英研究団体は2日、大麻による健康被害はアルコールやタバコよりも低いとする報告書を発表し、大麻政策に対する「真剣な再検討」を呼びかけた。

 報告書を発表したのは、英国内の研究者らがアドバイザーとして名を連ねるBeckley Foundationで、大麻の違法化は、大麻の供給量削減には何ら効果がないだけでなく、禁止によって大麻使用者は犯罪者にされてしまうと語った。

 報告書によると、「大麻が精神的なものを含め健康に悪影響をもたらす可能性のあることは事実だが、大麻による害は、アルコールやタバコと比較すると非常に低い」と主張した。

 同団体はさらに、アルコールとタバコが原因で死亡した人の数をあわせると、英国のみで15万人にのぼるが、大麻による死者は世界中でたった2人だと主張する。

「実際には、大麻に関連した健康被害は、逮捕や収監など、大麻が法律で禁じられていることによって起きている」(Beckley Foundation報告書)

 一方、英政府は、大麻をCランクの薬物扱いから、より深刻なBランク扱いにする法改正をすすめている。

 英政府は、特に「スカンク(skunk)」と呼ばれる強力なタイプの大麻の拡大に懸念を示している。政府統計によると、押収された大麻の約80%が「スカンク」で、これらは精神的な健康障害に関連しているとされる。(c)AFP
posted by kimx50se at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする